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改正著作権法についての追記

以前書いたいわゆるDL違法化とP2Pという技術について考えてみる。でいまいちおれ自身が分かってなかったところを追記。
いや、だからといって専門家でもないので(ry
著作権法
前半ほとんど条文です。言いたいことっつか俺の主張は最後だけ。

まず、追加されたいわゆるDL違法化といわれる部分。

3.著作権を侵害する自動公衆送信(国外で行われる自動公衆送信であって、国内で行われたとしたならば著作権の侵害となるべきものを含む。)を受信して行うデジタル方式の録音または録画を、その事実を知りながら行う場合。


で、録画と録音の定義だけど、ちゃんと条文があるし。気づけよ俺・・・。

十三 録音 音を物に固定し、又はその固定物を増製することをいう。
十四 録画 影像を連続して物に固定し、又はその固定物を増製することをいう。


つまり、今回違法化の対象となったものは、この定義の録画と録音にあたるものが対象となるので、基本的にいわゆる普通の動画、音楽と考えていいでしょう。

で、キャッシュは合法との条文は

(電子計算機における著作物の利用に伴う複製)
第四十七条の八 電子計算機において、著作物を当該著作物の複製物を用いて利用する場合又は無線通信若しくは有線電気通信の送信がされる著作物を当該送信を受信して利用する場合(これらの利用又は当該複製物の使用が著作権を侵害しない場合に限る。)には、当該著作物は、これらの利用のための当該電子計算機による情報処理の過程において、当該情報処理を円滑かつ効率的に行うために必要と認められる限度で、当該電子計算機の記録媒体に記録することができる。

(平二一法五三・追加)


これだ。電子計算機ってのがPC(を含むコンピューター関連色々)。
ようは「著作物の利用時に、プログラムの構造上しかたなく生じる複製に関しては、必要限度内で記録すること」を認め、これがストリーミングのキャッシュがOKとされる根拠になる。

さて、ここまではまぁいいとして。決まったものは仕方ない。

で、著作権ってのは親告罪、つまり侵害された側が訴えることで公訴提起、となる。(この後起訴、判決を経て罪が確定するわけだが)
逆に言えば、著作(権)者が訴えなければ罪になる可能性はない、というわけだ。

第百二十三条 第百十九条、第百二十条の二第三号及び第四号、第百二十一条の二並びに前条第一項の罪は、告訴がなければ公訴を提起することができない。
2 無名又は変名の著作物の発行者は、その著作物に係る前項の罪について告訴をすることができる。ただし、第百十八条第一項ただし書に規定する場合及び当該告訴が著作者の明示した意思に反する場合は、この限りでない。

(平三法六三・1項一部改正、平七法九一・1項一部改正、平十一法七七・1項一部改正、平十六法九二・1項一部改正、平十六法一二〇・1項一部改正、平十七法七五・1項一部改正)



で、この対象となる第百十九条、第百二十条の二第三号及び第四号、第百二十一条の二並びに前条第一項の罪。

第百十九条 著作権、出版権又は著作隣接権を侵害した者(第三十条第一項(第百二条第一項において準用する場合を含む。)に定める私的使用の目的をもつて自ら著作物若しくは実演等の複製を行つた者、第百十三条第三項の規定により著作権若しくは著作隣接権(同条第四項の規定により著作隣接権とみなされる権利を含む。第百二十条の二第三号において同じ。)を侵害する行為とみなされる行為を行つた者、第百十三条第五項の規定により著作権若しくは著作隣接権を侵害する行為とみなされる行為を行つた者又は次項第三号若しくは第四号に掲げる者を除く。)は、十年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
2 次の各号のいずれかに該当する者は、五年以下の懲役若しくは五百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
  一 著作者人格権又は実演家人格権を侵害した者(第百十三条第三項の規定により著作者人格権又は実演家人格権を侵害する行為とみなされる行為を行つた者を除く。)
  二 営利を目的として、第三十条第一項第一号に規定する自動複製機器を著作権、出版権又は著作隣接権の侵害となる著作物又は実演等の複製に使用させた者
  三 第百十三条第一項の規定により著作権、出版権又は著作隣接権を侵害する行為とみなされる行為を行つた者
  四 第百十三条第二項の規定により著作権を侵害する行為とみなされる行為を行つた者

(昭五九法四六・全改、平四法一〇六・各号一部改正、平八法一一七・柱書一部改正、平十一法七七・一号二号一部改正、平十四法七二・一号一部改正、平十六法九二・柱書一号一部改正、平十八法一二一・全改)

第百二十条 第六十条又は第百一条の三の規定に違反した者は、五百万円以下の罰金に処する。

(昭五九法四六・一部改正、平八法一一七・一部改正、平十四法七二・一部改正、平十六法九二・一部改正)

第百二十条の二 次の各号のいずれかに該当する者は、三年以下の懲役若しくは三百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
  一 技術的保護手段の回避を行うことを専らその機能とする装置(当該装置の部品一式であつて容易に組み立てることができるものを含む。)若しくは技術的保護手段の回避を行うことを専らその機能とするプログラムの複製物を公衆に譲渡し、若しくは貸与し、公衆への譲渡若しくは貸与の目的をもつて製造し、輸入し、若しくは所持し、若しくは公衆の使用に供し、又は当該プログラムを公衆送信し、若しくは送信可能化した者
  二 業として公衆からの求めに応じて技術的保護手段の回避を行つた者
  三 営利を目的として、第百十三条第三項の規定により著作者人格権、著作権、実演家人格権又は著作隣接権を侵害する行為とみなされる行為を行つた者
  四 営利を目的として、第百十三条第五項の規定により著作権又は著作隣接権を侵害する行為とみなされる行為を行つた者

(平十一法七七・追加、平十四法七二・三号一部改正、平十六法九二・柱書一部改正四号追加)

第百二十一条 著作者でない者の実名又は周知の変名を著作者名として表示した著作物の複製物(原著作物の著作者でない者の実名又は周知の変名を原著作物の著作者名として表示した二次的著作物の複製物を含む。)を頒布した者は、一年以下の懲役若しくは百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。

(昭五九法四六・柱書一部改正、昭六三法八七・二号一部改正、平三法六三・全改、平八法一一七・一部改正、平十六法九二・一部改正)

第百二十一条の二 次の各号に掲げる商業用レコード(当該商業用レコードの複製物(二以上の段階にわたる複製に係る複製物を含む。)を含む。)を商業用レコードとして複製し、その複製物を頒布し、その複製物を頒布の目的をもつて所持し、又はその複製物を頒布する旨の申出をした者(当該各号の原盤に音を最初に固定した日の属する年の翌年から起算して五十年を経過した後において当該複製、頒布、所持又は申出を行つた者を除く。)は、一年以下の懲役若しくは百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
  一 国内において商業用レコードの製作を業とする者が、レコード製作者からそのレコード(第八条各号のいずれかに該当するものを除く。)の原盤の提供を受けて製作した商業用レコード

  二 国外において商業用レコードの製作を業とする者が、実演家等保護条約の締約国の国民、世界貿易機関の加盟国の国民又はレコード保護条約の締約国の国民(当該締約国の法令に基づいて設立された法人及び当該締約国に主たる事務所を有する法人を含む。)であるレコード製作者からそのレコード(第八条各号のいずれかに該当するものを除く。)の原盤の提供を受けて製作した商業用レコード
(平三法六三・追加、平六法一一二・二号一部改正、平八法一一七・柱書一部改正、平十六法九二・柱書二号一部改正、平二一法五三・1項一部改正)


で、いわゆるDL違法化という部分に限って言えば、
(第三十条第一項(第百二条第一項において準用する場合を含む。)に定める私的使用の目的をもつて自ら著作物若しくは実演等の複製を行つた者、
ここが引っかかるというわけ。
これで、著作権者が訴えを起こすことにより、以下のことが請求される可能性がある。

差止請求 … 著作権者は、著作権を侵害する者または侵害するおそれがある者に対し、侵害の停止または予防を請求することができる(著作権法112条1項)。

損害賠償請求 … 著作権者は、故意または過失により著作権を侵害し、著作権者に損害を発生させた者に対し、発生した損害の賠償請求をすることができる(民法709条)。

不当利得返還請求 … 著作権者は、著作権を侵害することによって利益を得ている者に対し、当該不当利得の返還を請求することができる(民法703条)。

刑事罰 … 著作権を故意に侵害した者は、5年以下の懲役または500万円以下の罰金に処せられる(懲役と罰金が併科されることもある)(著作権法119条)。


いずれにしても著作権者が請求を求め、それが認められると侵害した側に責任が生じる、というわけで。

さて、ここから若干解釈論に。
ならばバレなきゃいいのか?と思う方はいらっしゃるだろう。
それはある意味そのとおりなのだが、これが「親告罪である理由」を考えていただきたい。
著作権者にとって、利益となるか不利益となるか、また不快に感じるか否か、という基準はまちまちだろう。
ゆえに今の状態はある程度健全である、といえる。
(まぁ今回の改正がなくとも違法アップロードは取り締まれたわけなので、このようにあいまいかつ罰則規定がない、実効性に乏しい条項が設けられたことで、遵法意識そのものが崩れるから悪影響、と個人的には思うのだが。)

これが非親告だったらどうなるか?かなりマズイ。
典型的な例をいくつか。

漫画家・末次由紀氏 盗用(盗作)検証
http://cabin.jp/k55yuki/
本来著作者井上雄彦氏、上田美和氏もしくは著作権者集英社vs講談社の間で話し合われるべき事例
にもかかわらず末次氏の盗用を講談社が謝罪、連載中止・全単行本絶版・出荷停止・回収
当事者間の話し合いは?(いや、細かい経緯は知らないが、当事者間で争って(話し合って)の結果ならいいのだが。

スラムダンク・トレース疑惑
http://www.geocities.jp/slamdunk_trace/
これも上と全く同様。(写真も著作物、さらに写真に写る人の肖像権って問題も生じる。
ちなみにこのまとめサイト自体も画像、写真の「引用」の定義次第では違法となる可能性があると思う。許可得てればいいけどなw

厳密に適用するなら、限りなくクロに近いグレー。
でも、拡大解釈されると、インスピレーションフロム、もダメになる可能性あり。
引用と転載、模倣と複写の違いも不明確。
だからこその親告罪なんだろう。
著作(権)者が、明らかに利益、法益を侵されてると感じたら、著作(権)者に侵害者が賠償責任を負う、というのは非常に普通のことだ。
非親告化されたら、第3者が見て、「似てるかも」で犯罪者になりうる。
文書、画像にも及ぶため、範囲は広大。ネット上に書き込むことですでに犯罪者。だれも何からも影響されてないってことはないんだから。

そして逆に。MADは宣伝効果あり?門川社長の見解
http://www.cyzo.com/2008/05/post_599.html
著作権者が許すならいいんじゃない?
これを第三者が介入することで、当事者双方の利益を損なうことになり、全く意味がなくなる。というか逆効果だよね。

逆に。http://tatuya.niu.ne.jp/copyright/column/06.html
>「ツジジンセイを読む」と題していますが、公表されているアルバムやシングルCDの楽曲を収録順にそれぞれの歌詞に沿って論評されているケースは、楽曲と歌詞が主体となり、そこから紹介、解説、批評をするというのが従の関係となり、著作権法32条の「引用」にはあたらないというのが、著作権者であるJASRACの見解です。
元のサイトはもうないようだが。
これは明らかに拡大適用。 そもそも歌詞を論評するってのは宣伝効果ありで、むしろ好意的ともいえると思うのだが。
こうなると安易にどこかの社説に対する論評なんかもできなくなる。
そもそも「著作物」自体の定義があいまいで、利用と使用、引用と転載などの使い分けが理解されない、学校における適法な複製利用など著作権の制限の範囲が理解されていないからこそ、このような事態が生じる。

で、さらにネット上においてとなると複雑さは増す。文書や画像に及ぶとなおさらだ。(今回は録画録音に限ってるからまだいいけど。
だから制度趣旨に戻るとだ。(法学の世界では解釈に迷ったら制度趣旨に戻るって基本がある。

(目的)
第一条 この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与することを目的とする。

(昭六一法六四・一部改正)


そもそも著作権法の目的は文化の発展。これは常に既存のものを改善、既存のものを手本に、既存のものから刺激を受けてなどから生まれる。完全にオリジナル、というものはないに等しい。ならば著作(権)者が本来受けるはずの、受けることが期待できる利益を常識的な範囲で保護すればよく、過度な規制は文化の発展を止めることになる。
ということにならないか?
これに沿ってやればいいだけだろ。知識の共有、共同制作、二次利用、全部。
著作(権)者が名誉的、または経済的に不利益を被るから問題なのであって、それがなければ問題にはならない。
つか、この制度趣旨から考えると「検索のリンクは侵害か?」なんて議論起こらないと思うけどな。いやなら検索よけのタグ入れればいいだけだし、実際、「裏・闇」と呼ばれるようなサイトはそうしてるでしょ。10年位前からずっと。

さらにいうと、著作権は財産権のひとつで、財産権は所有権のひとつ。
現行憲法上ではその所有権すらも「公共の福祉」による制約がある。絶対不可侵じゃないよ。
なんか最近、何事もこの「公共の福祉」とか、判例でよく出る「一般規範に照らして」ってとこを勘違い(というか無視)されてるような感じが多いけど。

もうね、「著作物活用法」とかに変えて、いかに有効利用し、文化の発展に寄与し、著作者が望む評価(経済的利益を望まない場合もあるから)につなげるか、って方向に舵を切るべきじゃないかと思う。
いや、かといって条文丸ごと考えられるほど頭よくないんですけどね・・・

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