synapticを活用する
Synapticはaptのフロントエンド。
パッケージのインストールはもちろん、様々な機能があって、これのおかげでaptやdpkgのめんどいコマンドオプションを調べたりしなくてもできることも多々あります。
ということで、(今のところ俺が把握してる範囲で)活用法をいろいろと。
ぶっちゃけパッケージのインストール・アンインストールに関しては「追加と削除」やソフトウェアセンターの方が使いやすいんですよね。8.10以降クイック検索がついたとはいえ、パッケージ名を大体でも知ってないと使いにくくはあります。
でもこの検索、別にパッケージ名の一部じゃなくてもOK。
例えばWebで検索かけたとき。
ウェブブラウザ始め、まぁいろいろと引っかかります。ただ。説明が英語だったり、ワードによっては引っかかるパッケージが多すぎて、やはり通常の使い勝手としては微妙。
この辺りはやはり基本的にはソフトウェア・センターなんかのほうが強いと思いますね。
でもSynapticの本領はここではなく。
Synapticでインストール済みのパッケージ一覧取得&クリーンインストール時にリストからまとめてインストールなんてことができたり。
これは
ファイル>指定リストを名前をつけて保存でリスト作って、同じく「指定リストの読み込み」を活用してるんです。
dpkgコマンドとかで同じことはできますが、やはりGUIで簡単にできるというのは大きなアドバンテージ。
これは別に上のメニュー使わなくてもいいんだけど・・・
再読み込み→全てアップグレード→適用 の流れはアップデートの適用。アップデートマネージャーと同じですね。
「破損パッケージの修復」はアップデート中やインストール中にフリーズして再起動かけたらエラーが・・・なんてときにまずは試してみるといい手段の一つです。
設定>リポジトリではこれもアップデートマネージャーやらと同じく、リポジトリの追加、削除、有効/無効の切り替えができます。
設定から「変更の適用を端末ウィンドウ内で実行する」にチェック入れると・・・
適用時に常に端末内容が表示されるようになります。
適用の内容、進展を常に見ていたい方はチェック入れるといいでしょう。(ま、これは適用時に「端末」くりっくすればいつでも見れるんだけど。
どれかのパッケージを選んで、パッケージ>バージョンを固定 にチェック入れると、そのパッケージは現在の状態のまま固定されます。
これは「今のバージョンで十分満足してるし、下手にアップデートされてバグが出たらかなわん」っていうパッケージがあるときにチェック入れとくといいでしょう。(ま、あまり推奨はできないですが。

左下のボタンで表示切り替えすると、それぞれのパッケージの状態やらある特定の条件で分類表示が可能。
これと「全てチェック」を組み合わせると大量のパッケージを一気に扱うこともできます。
しかしこれもある程度理解した上で進めないと、不具合の元になることはあります。
まぁ、「大量のを一気に」って作業はそれなりにリスクがありますので。
で、この部分の「カスタムフィルタ」の内容は設定>フィルタから設定が可能。
ここで設定すれば、自分なりのフィルタを作って、「大量に一気に」扱いたいときの内容を決められます。
あと、個人的にかなり活用してるのが「履歴」機能。
ファイル>履歴。
これで日付を選んだりして、そのときに入れた、抜いた、アップデートしたパッケージを特定できます。
「そういえばあの日なんかを入れてからor抜いてから不安定な気がするんだよな」とか「あのとき依存関係から大量にアンインストールされたけど大丈夫か?」みたいなときに確認できます。
これは不具合やそのときいまいち理解できなかったことがある時なんかに、原因切り分けや勝手にインストール・アンインストールされたパッケージの内容を調べたりするときにかなり役立ちます。
内容的にはアップデートマネージャーなんかとかぶってるところも多いですが、個人的にはやはりパッケージのリスト作成でクリーンインストール時に復旧を楽にできることと、履歴機能でトラブル時や自分のやった操作をあとから確認できることがかなりありがたい機能。
ちなみに検索窓のクイック検索は8.10以降、パッケージ選択したときのスクリーンショット機能は9.04以降(だったかな?)新たに追加されてる機能。
これからも進化していくことでしょう。システムにかなり深く関わってるアプリなので、今後の進化には期待したいです。
関連記事
・最適なリポジトリサーバーに変更してみる
・アップデートの管理&設定 on Ubuntu 9.10
・9.10のアップデートも落ち着いてきたし、リポジトリとか日本のミラーとか
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・Synapticでインストール済みのパッケージ一覧取得&クリーンインストール時にリストからまとめてインストール
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・Ubuntuのパッケージ管理は便利だけど初心者には罠になるかも。
・初めて触ったときのUbuntuっていうと・・・
・Ubuntu10.04でも手放せないアプリたち
パッケージのインストールはもちろん、様々な機能があって、これのおかげでaptやdpkgのめんどいコマンドオプションを調べたりしなくてもできることも多々あります。
ということで、(今のところ俺が把握してる範囲で)活用法をいろいろと。
ぶっちゃけパッケージのインストール・アンインストールに関しては「追加と削除」やソフトウェアセンターの方が使いやすいんですよね。8.10以降クイック検索がついたとはいえ、パッケージ名を大体でも知ってないと使いにくくはあります。
でもこの検索、別にパッケージ名の一部じゃなくてもOK。

ウェブブラウザ始め、まぁいろいろと引っかかります。ただ。説明が英語だったり、ワードによっては引っかかるパッケージが多すぎて、やはり通常の使い勝手としては微妙。
この辺りはやはり基本的にはソフトウェア・センターなんかのほうが強いと思いますね。
でもSynapticの本領はここではなく。
Synapticでインストール済みのパッケージ一覧取得&クリーンインストール時にリストからまとめてインストールなんてことができたり。
これは

dpkgコマンドとかで同じことはできますが、やはりGUIで簡単にできるというのは大きなアドバンテージ。

再読み込み→全てアップグレード→適用 の流れはアップデートの適用。アップデートマネージャーと同じですね。
「破損パッケージの修復」はアップデート中やインストール中にフリーズして再起動かけたらエラーが・・・なんてときにまずは試してみるといい手段の一つです。



適用の内容、進展を常に見ていたい方はチェック入れるといいでしょう。(ま、これは適用時に「端末」くりっくすればいつでも見れるんだけど。

これは「今のバージョンで十分満足してるし、下手にアップデートされてバグが出たらかなわん」っていうパッケージがあるときにチェック入れとくといいでしょう。(ま、あまり推奨はできないですが。


左下のボタンで表示切り替えすると、それぞれのパッケージの状態やらある特定の条件で分類表示が可能。
これと「全てチェック」を組み合わせると大量のパッケージを一気に扱うこともできます。
しかしこれもある程度理解した上で進めないと、不具合の元になることはあります。
まぁ、「大量のを一気に」って作業はそれなりにリスクがありますので。
で、この部分の「カスタムフィルタ」の内容は設定>フィルタから設定が可能。

あと、個人的にかなり活用してるのが「履歴」機能。

これで日付を選んだりして、そのときに入れた、抜いた、アップデートしたパッケージを特定できます。
「そういえばあの日なんかを入れてからor抜いてから不安定な気がするんだよな」とか「あのとき依存関係から大量にアンインストールされたけど大丈夫か?」みたいなときに確認できます。
これは不具合やそのときいまいち理解できなかったことがある時なんかに、原因切り分けや勝手にインストール・アンインストールされたパッケージの内容を調べたりするときにかなり役立ちます。
内容的にはアップデートマネージャーなんかとかぶってるところも多いですが、個人的にはやはりパッケージのリスト作成でクリーンインストール時に復旧を楽にできることと、履歴機能でトラブル時や自分のやった操作をあとから確認できることがかなりありがたい機能。
ちなみに検索窓のクイック検索は8.10以降、パッケージ選択したときのスクリーンショット機能は9.04以降(だったかな?)新たに追加されてる機能。
これからも進化していくことでしょう。システムにかなり深く関わってるアプリなので、今後の進化には期待したいです。
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このエントリーのカテゴリ : Ubuntu Guide
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正確なパッケージ名を知っていないと使えないし、だったら、リスト上で直接パッケージ名の最初の数文字を打ち込んだ方が早いこと結果が出るんですけど。
以前の(8.04までの)検索より、リアルタイムで入力したのが反映されて使いやすくなったと僕は感じてるんですが、用途とか使い方によるのかな?
基本的にメジャーなソフトや基本ソフトの管理は「追加と削除」やSoftwareCenterの方がはるかに親切で楽だと思いますし、こちらを使ってまして。
例えばlmsensorsとかGnome sensors appletとか、ハイフォンがどこに入ってたかとか、正式名称がうろ覚えなときに「sensor」で検索かけて、「sensors」でも検索かけて、ある程度絞り込めたら探して「あぁ。これだった」みたいな使い方してますね。
あと、KDEデスクトップ環境を入れたいときに「kde」で検索かけて、わけ分からなくなって「kubuntu」でかけたらうまく行くとか。
こういう何回か検索かけ直すときに、いちいち「検索」ボタンを押さなくても反映されるようになったのは割と楽になったかな、と思います。
ただ、インストール、アンインストールを行うにあたっては、お世辞にも親切とは言えないかなと。
説明の日本語化や複合検索に対応してくれればかなり使いやすくなるとは思います。僕は超初心者のころは立ち上げても使い方がよく分からなかったですもの。Synapticを使うことがもう大作業でしたねw